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すみれ(俳句)

僧から葬送と連想^^; すみれの花からこんな言葉を連想するのは難しいことだと思うのですが すみれを詠んだ俳句を捜している時・・・

与謝蕪村が 《骨拾う 人にしたしき 菫かな》
夏目漱石が 《骸骨を叩いて見たる菫かな》  
というのがあり なぜ すみれと 人骨が関係あるのか不思議でした。あのすみれと骸骨なんて!

それが ネットサーフィンしていたときに発見

それは・・・・・・ 
むかし(どのくらい昔かわかりませんが) 野辺送りをしたあと 翌朝 骨揚げに行くという風習があったそうです。一晩骨がそのままおかれるわけです。

また すみれは 
山部赤人 の 《春の野にすみれ摘みにと来しわれそ 野をなつかしみ一夜寝にける》
という 歌があることから 
一晩 亡き骸をやさしく見守るすみれ という発想とのことです。そして この連想は 蕪村がはじめだったとか・・・

(ただ この和歌の解釈についてはいろいろな説があるようですが)

すみれがうつむいている姿が 祈りをささげているように見えたのでしょうか。一晩おいておくことにたいして すみれが見 守ってくれているという安心感みたいなものがあるのかな?

すみれと骸骨の繋がりを納得 ということで葬送から僧を連想してすみれ僧にしました。

他の俳句は ことば俳句 のページに少しあります。

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