★不思議なシハイスミレ?
群馬県での交雑種すみれ4種めは フモトシハイスミレです。
最初に逢ったのは2009年。大株のちょっと不思議なシハイスミレ?です。顔をのぞいてみると 側弁に毛があります。
案内していただいた方によると フモトスミレとの交雑種だろうとのこと。そういわれると 唇弁の紫条がフモトスミレっぽいです。
すごいなあ。ここのフィールは いろんな交雑種がみられるんです!
そして 2011年のすみれのワークショップで 同じ場所に連れて行っていただきました。
あの大株はどうなってるかなと思って探してみると あったけど まだ蕾でした。残念。
ところがちょっと離れた所に数が増えていました。
よく探してみると 小さな株でも それらしいのが結構見つかります。
全部見て回りたいぐらいですが そうもいかず。密度の濃い群落ではないのですが ちらばって あちこちにあります。その大きな分布の中に時々シハイスミレ?があり、はずれの方にフモトスミレがあります。
どきどきするすみれの園でした。
フモトシハイスミレめも(無茎種:交雑種)
フモトスミレ×シハイスミレの自然交雑種。フモトスミレ×マキノスミレはミドリミツモリすみれというけれども どちらなのか判別が難しそう。ミドリミツモリスミレ由来のすみれが株が小さくなって シハイスミレのようになっていて それとさらにフモトスミレが交雑した場合もあるらしいので 写真のすみれはもしかするとミドリミツモリスミレの可能性もある。
'09.04.24 群馬県
初めて逢ったのはこれ
花をトリミング
フモトスミレとシハイスミレの中間の感じ。
紫条が複雑で濃く、上弁が大きいです。
近くにあったシハイスミレ? 親筋に当たるすみれかな?
マキノスミレと区別がつかない時はシハイスミレとしてよいとのことです。
ただ 群馬県のシハイスミレは ミドリミツモリスミレは念性があるため それ由来のすみれをシハイスミレと混同している場合もあるらしいので そうだとすると、これとフモトスミレとの交雑ということになり、フモトシハイスミレではなく ミドリミツモリスミレの可能性もある。さてどちらでしょう。今の所 フモトシハイスミレでよいのではないかという考えを入れていますが・・・???
フモトシハイスミレという名称も標準名ではないような感じです。なぜフモトスミレとマキノスミレの交雑種には名前があって シハイスミレとの交雑の方にはないのかわかりませんが。
'11.04.30 群馬県
2度目のご対面〜 まだ蕾でした。
あっ 咲いてるのがあった!
横顔